11月5日~11月9日の給食

 11月9日の献立は、きのこカレー、牛乳、フルーツ杏仁です。杏仁はあんずの種の中にある「仁」を取り出したもので、咳止めや風邪予防の薬として使われるほか、杏仁豆腐など薬膳料理にも使われます。あんずの種の中の「仁」を粉末にしたものは苦みがあり、薬膳料理は苦味を消すために甘くして服用しやすくした料理なのです。 日本では杏仁豆腐はデザートとして扱われているため、杏仁と似た香りを持つアーモンドエッセンスで作ったものを使うことが多いようです。今日はデザート用の杏仁豆腐にパイン、黄桃、こんにゃくゼリーを入れたフルーツ杏仁にしました。

 11月8日の献立は、黒パン、牛乳、鶏肉とカシューナッツの炒め物、春雨スープです。皆さん、砂糖は何が原料になっているか知っていますか?答えは「さとうきび」という植物です。さとうきびは暖かい地方でよく育つ植物であることから、日本では沖縄や九州地方で栽培されています。さとうきびの絞り汁「糖蜜」をそのまま煮詰めたものが「黒糖」で黒い色は糖蜜の自然の色です。糖蜜をそのまま煮詰めているため、さとうきびの栄養もそのまま濃縮されています。一方、白砂糖は糖蜜を遠心分離器にかけて結晶のみを残して、不純物を取り除いて作られます。黒糖はカルシウムやカリウム、鉄などのミネラルが多く含まれていることから、体にやさしい砂糖として親しまれています。今日は黒糖を使ったパンです。  

 11月7日にの献立は、ごはん、牛乳、さけの塩焼き、ねぎぬた、けんちん汁です。ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。深谷ねぎは、白い部分が多く柔らかいのが特徴で、火を通すと一段と甘味が増します。深谷ねぎを使ったねぎぬたは、昔から深谷市周辺で食べられてきたシンプルな料理で、箸休めや酒の肴として親しまれてきました。また、昔から冠婚葬祭の席には欠かせない料理だったようです。「ぬた」とは酢とみそで合えた料理の事ですが、ねぎには血行を良くしたり、体を暖めたり、食欲を増進させ、免疫力を高めるはたらきがあるため、風邪予防にはよい野菜です。寒くなってきたこの季節から冬にかけて旬を迎えます。今日は鴻巣市産のねぎを使い、ねぎの甘みを十分に引き出せるように時間をかけて焼いて作りました。

 11月6日の献立は、小松菜ごはん、牛乳、まるごとあじフライ、煮ぼうとうです。「煮ぼうとう」は埼玉県深谷市の郷土料理ですが、山梨県の郷土料理でもあります。埼玉県の煮ぼうとうは昆布でとったたっぷりのだし汁に薄切りした根菜を入れて軟らかくなるまで煮て、そこにほうとう麺、深谷ねぎを加えてしょうゆで味付けしたものです。一方、山梨県の煮ぼうとうはかぼちゃを煮溶かす用と具材として残す用に大きさを変えて切り、たっぷりのだし汁に小さく切ったかぼちゃを煮溶かして和風かぼちゃスープを作り、そこに野菜を入れて軟らかく煮てからほうとう麺を入れ、みそで味つけしたものです。このようにその地方の特徴があります。今日の煮ぼうとうは埼玉県深谷市のものです。ねぎは鴻巣市産のものをたっぷり使いました。

 11月5日の献立は鴻巣市産ゆめちからコッペパン、牛乳、ハンバーグのケチャップソースかけ、バターコーン、白菜のシチューです。今日のパンはゆめちから小麦を使った「コッペパン」です。ゆめちから小麦は「グルテン」という小麦のねばりが多い「超強力小麦」で、もっちり、しっとりしたおいしいパンの作れる小麦です。強力小麦の多くは、春に種をまいてお盆の頃に収穫する春まき小麦です。小麦は湿度に弱いため、蒸し暑い夏がある日本の気候は栽培に適さないといわれていて、それがパン用小麦の自給率が低い原因ともいわれています。しかし、ゆめちから小麦は秋に種をまいて、蒸し暑くなる前の7月に収穫するため、日本の気候でも栽培しやすい小麦なのだそうです。今日の「ゆめちからコッペパン」は鴻巣市で栽培されたゆめちから小麦を使用し、新井製パンさんが鴻巣の小学校のみなさんのために特別に焼いてくれたパンです。

更新日:2018年11月09日 13:55:30