2月4日~2月8日の給食

 2月8日の献立は、ナン、カレーミート、牛乳、フルーツナタデココです。ナンは「インドのパン」と言われ、インド、パキスタン、イランなど中央アジアで広く食べられています。もともとは焼き菓子全体をさすペルシャ語が名前の由来で、起源7000年~8000年前に最初に作られたパンではないかと考えられています。インドでは生地を伸ばし、タンドールという壺の形をした竈の内側に貼り付けて焼き上げるため、表面はデコボコして、所々にふくらんだ焦げがあるのが特徴です。さらに、伝統的には焼き上がりに「ギー」というヤギの油を薄くぬるそうです。今日はにんにく、しょうが、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、トマトなど、たくさんの野菜をみじん切りにして、ひき肉やひよこ豆と炒めたカレーミートをナンにつけて食べました。

 2月7日の献立は、手巻き寿司(卵焼き、焼肉、刻みたくあん)、牛乳、五目汁です。寿司は紀元前4世紀ごろに東南アジアの山地民族の間で生まれたといわれています。川魚の保存方法として米などの穀類を炊いたものと魚を一緒に漬け、米の発酵を利用して魚を保存しました。この技術が奈良時代ごろ、稲作の伝来とともに中国から日本に伝わりました。このころの寿司は甘酢で味付けしたごはんに「あゆ」や「ふな」などの川魚をのせて一晩寝かせた「なれずし」とよばれるもので、保存食として食べられていたようです。江戸時代のおわりに江戸で流行していた屋台で、握ったらすぐに食べられる「にぎり寿司」が生まれ、江戸前(現在の東京湾)でとれる魚介や海苔を使うことから「江戸前寿司」と呼ばれるようになりました。江戸時代から明治時代までは屋台が中心でしたが、戦後、屋台で生ものを扱うことが禁止され、店の中に屋台をもってきて提供するようになったのが現在も寿司屋で採用されているカウンターだといわれています。今日は「手巻き寿司」です。焼きのりにごはん、卵焼きや焼肉、たくあんを自分で包んで食べました。

 2月6日の献立は、パエリア、牛乳、わかさぎフリッター、長ねぎのクリームスープです。「わかさぎ」といえば、氷のはった湖に 穴を開け、釣り糸を垂らして釣るわかさぎの穴釣りは冬の風物詩で、諏訪湖や山中湖が有名ですね。秋に脂がのりますが、身がしまって適度に脂も落ちる冬から春先が旬といわれます。うろこが少なく、骨がやわらかいため、丸ごと食べられて、カルシウム源としては理想的な魚です。わかさぎは漢字で書くと「公魚」と書きます。これは、江戸時代にさかのぼり、かつて茨城県の霞ヶ浦のわかさぎが年貢の一部として幕府に納められていたことから、この字を書くようになったといわれています。今日はわかさぎに「ふわっ」とやわらかい衣をつけて油で揚げたフリッターです。

 2月5日の献立は、ホット中華めん、牛乳、タンメン、キャラメルポテトです。今日は「アーモンド」についてお話します。アーモンドは桜の仲間で、桃、杏、梅などに近い植物です。桃や梅は果肉を食べますが、アーモンドは果肉が薄く、種の中に1つずつ入っている「仁」の部分を食べます。アーモンドの主要な生産地 カリフォルニアでは、2~3月にかけて、桜によく似た花を咲かせ、8月末~9月にかけて収穫期を迎えます。収穫したアーモンドは果肉を外して種の中の「仁」を取り出し、オーブンで空焼きにする「ロースト」という工程を経て、私たちが食べているアーモンドとして店頭に並びます。アーモンドはそのまま食べるほか、お菓子の材料にも使います。また、生のアーモンドを粉にした「アーモンドブードル」は「フィナンシェ」など、焼き菓子をしっとりおいしく仕上げるためにも使われます。今日は油で揚げたさつまいもにスライスしたアーモンドとキャラメルソースを絡めました。

 2月4日の献立は、ごはん、牛乳、ぶりの照り焼き、うの花炒め、お事汁(おことじる)です。今日は「お事汁」についてお話します。12月8日と2月8日は「事八日」といい、針供養をしたり、お事汁を食べたりする風習があります。針仕事は女性にとってとても大切な仕事で、お世話になった折れ針や古くなった針を、感謝の気持ちを込めて柔らかい豆腐やこんにゃくに刺し、川に流したり、神社に納めたりして、裁縫の上達を願う行事で、東日本では2月8日に、西日本では12月8日に行われる事が多いようです。また、無病息災を祈って食べる野菜たっぷりのみそ汁が「お事汁」です。お事汁は別名「六質汁(むしつじる)」ともよばれ、芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れて作ってよいました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、寒い季節に体の芯から温まる伝統の健康長寿食でもあります。地方によって、入れる具材はいろいろで、その地方に伝わっています。今日は里芋、小豆、大根、ごぼう、にんじん、こんにゃくと鴻巣のねぎを入れました。

更新日:2019年02月08日 12:24:50