2月25日~3月1日の給食

 3月1日の献立は、ちらし寿司、牛乳、わかさぎフライ、菜の花のおひたし、いちごクレープです。ちらし寿司の原型は、「なれずし」とよばれ、魚と白飯と塩を重ねた発酵食品で、保存がきくものでした。時代とともに、さまざまな食材が新鮮な状態で手に入るようになり、わざわざ発酵させる必要がなくなり現在のようなちらし寿司が出来上がったようです。ひな祭り用のちらし寿司は、えび、れんこん、豆、菜の花など縁起がいいだけでなく、春ならではの食材を使うのが特徴です。たくさんの食材を使って作るちらし寿司は、豪華なメニューでもあるため、「子供が一生食べるものに困らずに、幸せに暮らせますように」との願いが込められています。今日は油揚げ、ちくわ、にんじん、しいたけ、れんこん、さやえんどう、錦糸卵とたくさんの具を入れて、春らしい色にしました。

 2月28日の献立は、ごはん、牛乳、さばの塩焼き、五目きんぴら、じゃがいものみそ汁です。さばは漢字で魚偏に「靑」と書くように、背が青みがかっていることから「青魚」と言われます。青魚にはDHAやEPAが多くふくまれています。DHAは脳や神経の発達に必要な成分で、脳を活性化するといわれ、EPAは血液中のコレステロールや中性脂肪をおさえて血液をサラサラにしてくれるはたらきがあります。このようなことから、鯖は生活習慣病の予防や、頭の働きをよくするとても優れた魚です。今日はさばを塩焼きにしました。

 2月27日の献立は、きなこ揚げパン、牛乳、イタリアンサラダ、白菜シチューです。あげパンは今も昔も学校給食で変わらぬ人気メニューですが、あげパンが給食メニューに加えられるようになったのは、大田区鵜の木の嶺町小学校にいた篠原さんという調理士がきっかけでした。昭和27年、固くなったパンをどうやったら美味しく食べれるかを考え、油で揚げて砂糖をまぶし、病気で学校を休んだ児童の家に届けさせたそうです。昭和27年といえば戦後間もない頃で、様々な物資が不足し、学校給食も手探りで実施していた時代です。おいしいものが多くなかった当時、砂糖をまぶした甘〜いあげパンは衝撃的な美味しさだったでしょう。これがきっかけとなり、学校給食のメニューに「あげパン」が加えられました。篠原さんは学校給食コンクールで優勝され、いろいろな場で「あげパン」を披露したことにより、全国の給食メニューとして広がりました。今日は砂糖ときなこを混ぜてまぶしきなこ揚げパンにしました。

 2月26日の献立は、中華丼、牛乳、春雨スープです。春雨は、緑 豆やじゃがいも、さつまいもなどを原料として作られます。一般的に流通している春雨の多くは緑 豆を原料にして作られています。給食で使っている春雨も、緑豆から作られています。緑 豆は、中国では漢方薬として使われています。効果として、解熱・解毒・利尿作用が挙げられます。炭水化物・カルシウム・カリウム・ビタミンB1などの栄養成分を含んでいるので、疲労回復や食欲がないときの栄養補給にもよいとされています。暑さをやわらげ、熱を体の外に逃がす、利尿作用により、体に必要のない物質を外に出す効果が期待できるので、風邪で熱が出ているときや、夏バテしているとき、夏バテの予防にも効果があるといわれています。今日は、春雨のほか、にんじんやねぎ、えのきたけ、チンゲン菜などの野菜と豆腐、鶏肉など具だくさんにしたスープです。

 2月25日の献立は、食パン、牛乳、チリコンカン、グリーンサラダ、フルーツクリームです。食パンの原型は、上がふっくらした山型のイギリスパンで、コロンブスがアメリカ大陸を発見した頃、開拓者のために作られたといわれています。みんなが一度に食べられるようにと、効率性を考えて生まれた形だったそうです。日本にイギリスパンが伝わったのは、文明開化の頃、イギリス人のロバート・クラーク氏が、海軍の衛兵や日本にいる外国人向けにパンを作り出したのが始まりでした。第2次世界大戦後、アメリカから小麦の輸入を開始し、学校給食でパン食や洋食が提供されるようになりました。「角食」とよばれる四角いパンができたのも、この頃で、機械化によって、少ない人数で一度に大量のパンを焼くことができるようになりました。その後、日本人の食文化の変化によって、食パンは日本の朝食に欠かせないものになっていきました。今日はフルーツとホイップクリームをクラスで混ぜた「フルーツクリーム」を食パンにのせて食べました。

更新日:2019年03月05日 08:09:29